ジャニショ 北島康介 BLコミック


ルイーズを抱く腕に力をこめると同時に、彼の首筋に唇を寄せた。

嘉瑞が、あの嘉瑞がこんなに素直に謝るなんて……と。濡ぬれて潤うるんだ艶つやのある瞳に、自分の顔が映っている。「そういうもんか…」。「見返りを求めない善意を嫌いな相手から受けるより、これは正当な取引だと自分に言い聞かせる方をリオンは選び、おれはそれにつけ込んでキスを要求した。何もおかしいことはない」。

駅まで歩いてくる途中、最後に、二人でよく登ったカーファックス・タワーを見上げてきた。「でも…何だか最近、僕は忠志の側にいるのが苦しくなってきた」。奥で縮こまっている舌を、引き出される。また、何千もの人々が死ななければならないのだ。「……つっ!」。真幸ができることは、アレスの今の行為では欲しいものは手に入らないと教えることだけだ。「ああ……あれか」。

「あの青年のこと、ごめん…リカルドが心配してくれているのはわかってる…。でも我が儘を許してくれてありがとう」。「オレ……何かリゼスの役に立てるようなことをしたい。ただ養っていてもらってるだけじゃなく、働きたいんだ」。「……なにか言うことは?」。「分かっている……。蘭には遠く、西の果てにある西海宮を分け与えてやるつもりだ。それで良いのだろう……水貴?」。すると、優しい瞳で友生を見つめる昭範がいた。矢沢の唇が離れて、高野の唇を指で触った。

「……だれに泣かれたの?」。カ・ルーとしては今のは何かの聞き間違いだと思いたいが、しっかり耳に残って離れない。以前にも、やはり悩んだ忠司を怒鳴りつけたことがある。口の中を愛撫されるのは、かなり気持ちのいいものだと、今日初めて知った。薄赤く色づいた唇の誘惑が一征をクラクラさせる。「ははははざまーみろっ。これで大人しく、自分の学校へ……!」。

大きな籠(かご)のなかで飼われていて、よく仕込まれた賢い鳥だから王子か世話係の男(ラリット)の手からしかエサを食べない。「おやすみなさい」。


ボーイズラブ小説作品紹介


仕事納めも間近に迫ったころ、飯島のもとにミラノへ誘うメッセージが書かれた、塚本からのカードが届く。招待を受けた飯島とトオルは、冬休みをミラノで過ごすべく、ロイスたちとともに旅立つ。飯島の誕生日を祝いつつ、大晦日は楽しく賑やかに過ぎていった。しかし、新年を迎えて観光のために街へ出た飯島は、トオルが知らない男にナンパされたことを知ると……。

タイトル:終わらない週末シークレット・プロミス
著 者 名:有馬さつき
レーベル:アイスノベルズ
発 行 元:講談社

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