大ニノ 丸山隆平 少年愛小説


(もー絶対嫌だっ!あ、あんな……っ……恥ずかしいことなんか……っ!)高敏にされた淫行の数々を思い出し、嘉瑞は身震いした。真琴は一瞬ためらったものの、男の強い眼差しに気圧されて内心でビクビクしながら男のあとに続いた。何かとんでもないことを拓也がいったような気がして、雅都は聞き返してしまった。サーファがそこまで言うと、リアリーはブルーサファイアの瞳を涙でいっぱいにしながら抱きついた。目の前にある冴えた美貌に、雅はかーっと頬を染めた。視線が絡み合う。

「君のことが好きだ」。「はい、今月分。もう期限過ぎてるよ?」(…………の野郎ぉぉっ!人の弱みにつけこんで……!!)口には出さずに、嘉瑞は思った。信彦にはそんな気持ちは更々ない。「やっぱりな。分かってはいたんだよ。俺の腕の中で、素直に感じてたからな。けどお前は分かってなかったろう?だから最後までするのは勘弁してやってたんだぜ。まったく、手間のかかるヤツだ。もっともお前は、バカなところが可愛いんだから仕方ないか」。「わかっている。もちろん青山だけじゃない。俺も一緒にデータ収集に協力してやる。どうだ、最高の人材だと思わないか?」。政之は溜め息をつきながら呟いた。「あ、うん。……お願いしてもいいなら」。

黄金の長い髪を輝かせている蘭は、地王の胸の中で由良を睨(にら)むようにしていたが、今の言葉に引かれるように地王の顔を見上げた。自分でも調子がいいのがわかる。

男の労りが胸に沁みて、きゅっと締めつけられるみたいに苦しかった。抵抗をしていると、簡単にネクタイを抜き取られる。「よろしく、嘉瑞。明日から同級生だ」。「よっ。しけたツラしてんな」。

「同時に二本の男性生殖器を肛門に挿れられるのは、ささいなこととは思えません」。

大きな籠(かご)のなかで飼われていて、よく仕込まれた賢い鳥だから王子か世話係の男(ラリット)の手からしかエサを食べない。「物判りがよくて嬉しいよ。ばかを相手にするのは、好きではないのでね」。「おい赤星、自分が何いってるかわかっているのか?」。「何を…」。


ボーイズラブ小説作品紹介


可愛い王子様のリールは17歳。ただいま日本に留学中。もうすぐ目付役で恋人でもあるアリと、ラブラブの小旅行へ。そこに割り込む、ゴーマン&尊大な兄のカーディ王子。旅先でカーディは、恋人で小姓のサーランにセクハラ三昧!!ところが不審な男たちがリールを狙いはじめ、かばったサーランが誘拐されてしまう……。身分を越えた恋人たち。事件そして愛。スリルもエッチも満載!絶好調な王子様シリーズ。イラスト果桃なばこ

タイトル:狙われた王子様
著 者 名:葵ゆきの
レーベル:アクア文庫
発 行 元:イースト・プレス

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